レーシックを受けるには、厳格ではないですが、年齢制限があります。通常、どこのクリニックでも、18歳〜60歳(もしくは65歳)未満の健康な方を対象としているケースが多いです。
手術対象とする年齢が18歳以上とされているには実は、理由があります。というのも、十代の若い人の身体は成長中であり、「視力がまだ安定していない=近視が進行する可能性がある」ことから、たとえレーシックの手術をしても、再び目が悪くなる可能性が高いためです。
20代の人であっても、まだ視力は安定していないケースもあります。例えば、手術が可能だと判断される20歳を超えてから、就職し、デスクワーク中心の生活を送る中で、目が悪くなった、という人もいます。
ある程度、年齢を重ねた結果、視力低下が止まる(外部の環境への適応能力が低下することに起因)のが通常ではありますが、それがだいたい30歳前後と言われています。但し、これには個人差があり、20代でも視力が安定している場合もありますし、30歳を過ぎていても、近視がまだ進行中だという方もいます。
視力が安定しているかどうか、については、メガネやコンタクトを作る際に、前回と度数が変わっていない、ということが目安になるでしょう。
手術対象とする上限の年齢を、60歳もしくは65歳、としているクリニックもあります。
この理由としては、加齢に伴って生じてくる「老眼」という現象に対しては、遠くが見えるようにするレーシックという方法が効果的ではないことや、老化現象の一つである白内障を発症している確率が高くなるためです。
レーシックでは、通常、術後視力を1.0以上として矯正するケースが多いですが、高齢者の場合ですと、すでに老眼現象が出ていることが多く、「術後、手元が見えなくなった」というケースも起こりうるのです(もちろん、きちんとしたクリニックであれば、そういった想定されるリスクは、事前に適応検査を受けた際に、きちんと説明があるはずですが)
これによって、「レーシックが原因で老眼になった」という勘違いをする方がいますが、これは正しくありません。つまり、「遠くがよく見えるように矯正した結果、もともと進んでいた(のに気付かなかった)老眼が顕在化した」というのが現実です。
また、同じく老化現象である白内障については、眼内レンズを挿入する手術で治療しますが、そのレンズを視力矯正も可能なレンズに変えることによって、視力を回復することができます。
いずれにしても、手術が受けらえるかどうか、という点については、年齢だけで決めることができません。一人ひとり異なる角膜の厚みや形状、眼の状態をきちんとした精密な検査で事前に調べた上で、医師が総合的に判断します。
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